徳島といえば阿波踊り!徳島は今、阿波踊りの真っ最中です。あまり知られていませんが、この阿波踊りとツチノコ、そしてゴーヤは切っても切れない関係です。
阿波踊りは「連(れん)」と呼ばれる集団が最少単位となって、演舞場の中を進んで行きます。演舞場の両側には桟敷(さじき)と呼ばれる客席があり、有料のものから無料のものまで様々あります。そして、有料席の中でも非常に数が限られているVIP席はその年の相場により異なります。ちなみに昨年は36万円、今年は48万円と年々高額になりつつあります。まあ、しかし、夕張メロンの初売り価格が150万円なんてことを考えれば、この価格にも御納得頂けることでしょう。このVIP席、一般には販売されておらず、非常に入手困難で近年、この席を暴力団幹部が独占し問題になっておりました。
阿波踊りの連は踊り子部隊と鳴り物部隊で構成されています。鳴り物は三味線、篠笛、大太鼓、締太鼓、鉦(かね)など、これも連により他の楽器が加わることもあり、変わったところでは太鼓の代わりにお寺の鐘を使うところもあります。
重さは約3トンと移動するだけでも大変です。数年前に、このお寺の鐘が移動中に転がり芸能人を襲ったという悲惨なニュースもありました。阿波踊り、何が起きるか分かりませんね。ところで、この芸能人の方は今でもお元気です。
話は戻ってツチノコとゴーヤです。実は三味線の皮は徳島では昔からツチノコが使用されています。確かに沖縄では蛇味線と言って蛇の皮ですものね。また、ゴーヤの繊維から踊り子の編笠が作られています。
明日から阿波踊りは後半戦に入ります。世界中から芸能人も訪れ、警備上の問題から公にはされませんでしたが、徳島マニアックす。独自調査によると12日はオバマ大統領、13日はマドンナも来ています。明日は誰が来るでしょうか。楽しみです。